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Infinity recollection

ライトノベルを中心に感想を載せているサイト。リンク+アンリンクフリー。

煉獄姫 ニ幕 (電撃文庫) [感想]

煉獄姫 ニ幕 (電撃文庫)

 

煉獄の姫とその騎士の物語。今回はフォグのことを兄と呼び、アルトとは友だったという少女、キリエが登場する。この少女と出会うことで、都市は連続殺人鬼の切り裂き魔に怯え始め、二人は戦いに巻き込まれていく。

 

終始、楽しみながら読めました。世界観が魅力的なのもそうですが、そこで展開される物語の描き方が上手いので引き込まれる。登場人物にしても、それぞれが埋もれることがないのも流石。

 

レキュリィの宴。

 

フォグは自らの出自と向き合うことになるわけだけれど、レキュリィの底知れなさや暗躍しているのだろうことを考えると、これからどうなるのか楽しみで仕方ない。

 

今のところは表立ってやりあっているわけではないにしても、これからどうなるのかは分からないのだ。そう考えると、老執事の存在は際立っていたし、物語に与える影響が面白い。

 

老執事は騎士としてフォグよりも強いのだけれど、彼の立ち位置はそのまま今のフォグの立ち位置と重なり、剣を交えることで何かを伝えようとする姿は格好良かった。この一連の流れからフォグが成長している流れも想像できて、これからが気になる。

 

また、物語の繋がりが見えてくるのも魅力。一巻を読んで二巻があり、続いていく。当たり前ではあるのかもしれないが、その当たり前がしっかり出来ているので、物語に自然と引き込まれる。

 

黒いところは黒くダークに。狂乱して反転していくイパーシと、それに同じく狂気で手助けするキリエ。悪意に悪意が混ざりあって生まれるのは、強烈な善意。トリエラと出合ったときのイパーシがそれを物語っている気がした。ここで二人の背景にも触れられているのが切ない。

 

面白かった。続きも期待してます。

 

 Presented by Minai.

煉獄姫 ニ幕 (電撃文庫)

煉獄姫 ニ幕 (電撃文庫)