世界平和は一家団欒のあとに〈6〉星弓さんちの非日常 (電撃文庫) [感想]
短編集。
非日常とはいうけれど、やっていることはいつもと変わらずな星弓家でした。美智乃がダイエット、柚島さん委員長モード、軋人と賞金、姉二人、そしておまけ。
柚島さんは相変わらずの可愛らしさでした。美智乃に彼氏が出来た云々で軋人が暴走しそうなところに、柚島さんの失言が混じる。曰く、女の子は漫画の様に助けられたら、その人のことが好きになるのは当たり前の流れだ、みたいな。
柚島さんは軋人に一度助けられていますから、これは要するに、軋人のことが好きになりましたと言っているようなもの。軽く告白です。毎回のようにいうけれど、柚島さんは軋人と早く結婚してしまいなさい。
そんな二人に加えて、美智乃も可愛らしかった。
軋人はシスコンだけれど、美智乃にしてもブラコンで。軋人は妹に彼氏が出来たのを聞いて動揺しまくるわけだが、彼氏らしき男をぶっ飛ばしそうになったりもする。そんな軋人の姿が楽しい。
美智乃を背負いながら家に帰る場面は印象深い。
そもそも、この話はダイエットしている美智乃の言動で笑わせてくれたり、軋人の格好良さ悪さが見えたり、柚島さん可愛らしかったりでバランスが良かった。
この話以外でも、終始、柚島さんと軋人の関係性は魅力で。柚島さんに逆らえない軋人だけれど、そんな軋人を支えてくれているのは柚島さんなので、それを読むたびに早く結婚してしまいなさいと思うのでした。彩美と七美もはないも良かったし、何気に宇宙規模で戦争になりかけたのも良かった。
面白かった。続きも読む。
Presented by Minai.
世界平和は一家団欒のあとに〈6〉星弓さんちの非日常 (電撃文庫)
- 作者: 橋本和也,さめだ小判
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2008/12/05
- メディア: 文庫
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