お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ (MF文庫J) [感想]
「ご愁傷さま二ノ宮くん」の鈴木大輔さんの作品。
お兄ちゃんのことが大好きな妹と何でもない日常を過ごしていく話。終始、兄と妹の会話で話が繋がれていくわけだけれど、作品のコミカルさは好きになれたので、流れるように読めた。
笑いの感覚が違ってしまうと途端に読み難くなるのだけれど、この作品とは相性が良かった。キャラクターが可愛らしいので、それが動きまわっているのが面白い。
一巻なので、妹がメインの話ではあるのだけれど、この他にも女の子はいる。その中でもアナスタシアは好きだ。毒舌だけれど、その裏が透けて見えるのが良さ。
妹のアタックを華麗にかわしまくる主人公にも好感が持てた。妹の好き好きオーラ全開な部分を楽しみ、それを主人公が何ともなしにかわす。
これから学園生活が始まるということだけれど、妹以外とどうなっていくのか楽しみだ。面白かった。
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- 作者: 鈴木大輔,閏月戈
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2012/09/01
- メディア: Kindle版
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