ブギーポップは笑わない (電撃文庫) [感想]
ライトノベルを読んでいて、他の作中でも度々引用されているブギーポップシリーズ。実は一度も読んだことがなかったりする。そんなわけで、これは読んでおかなければいけないだろうと一念発起して読みました。
率直な感想はとしては、よく分からない。
最高に面白いという人が多いことは知っているし、この作品が与えた影響というのも大きいことは分かる。面白かったけれど、周りから言われるほどの面白さは感じなかった。
というのも、とにかく話が分かり難い。時間軸がずれていたり、短編集のようにキャラクターの視点が変わったりするので、一体どこで誰なのかと確認するのに手間取って直感的に読めなかった。
物語の描き方というか、構造、構成については面白いと思えたし、凄いなと感じたのだけれど、その凄さや上手さが期待していた分の最高に面白いまでには至らなかった。
キャラクターを把握した中盤以降、終盤での展開には興奮して面白かったが、唐突に終った印象を受ける。ブギーポップというキャラクターは面白いし良いのだが、どちらかと言うと苦手な作品かもしれない。
面白かったが、とにかく読みにくかった。
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- 作者: 上遠野浩平,緒方剛志
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 1999/06
- メディア: 文庫
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