Infinity recollection

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アイドライジング!〈2〉 (電撃文庫) [感想]

アイドライジング!〈2〉 (電撃文庫)

 

タッグマッチ。

 

アイドライジングのイベント戦にモモとオリンが選ばれる。個人戦ではなくタッグマッチで試合をするということだったのだけれど、二人の相性は全然で予想通りに負けてしまう。――けれど、ここですかさずのリベンジ宣言。

 

相手に乗せられたところはあるけれど、リベンジの為に頑張る二人が見所。

 

どこまでも前向きなモモと、どこかやる気の無いオリン。今回から鳴谷鶯高校での学園生活が描かれるということもあるが、試合云々というよりは、モモとオリンの関係を深く描いた話になっている。

 

モモは初めての都会に戸惑っていますし、タッグマッチをやることになって同じアイドルをやっているオリンと仲良くしようとする。けれども、オリンはそれを面倒だと考える。クラスまで同じになってしまって、座席も隣。嫌だけれど、本気で邪険に扱わないオリンの性格が可愛らしい。

 

そんな二人を描きながら、オリンの家庭事情にも触れていて。普段は家にいない父親が試合を観戦しに来るというから、それ以降オリンの目が変わります。それに終盤に見せたモモの行動が、オリンの考えを変える。

 

試合で格好良く勝利するというよりも、そこまでの過程が面白いですし楽しい。鳴谷鶯高校にはこれから新たなキャラクターが登場してくるでしょうし、上位ランカーたちがどのような人なのかも気になります。

 

面白かった。ストレートに明るい話って楽しくなります。

 

 Presented by Minai.

アイドライジング!〈2〉 (電撃文庫)

アイドライジング!〈2〉 (電撃文庫)