Infinity recollection

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クロス×レガリア 滅びのヒメ (角川スニーカー文庫) [感想]

クロス×レガリア  滅びのヒメ (角川スニーカー文庫)

 

蓮花が可愛らしいです。

 

ナタがあまり登場しない代わりに、蓮花に振り回される馳郎が新鮮。何より馳郎のことが好きなのではないかと気付き始める蓮花が十二分にヒロインをやっているから意外。

 

馳郎は馳郎で、ナタのことが気になっていることが見て取れますし、ナタにしても蓮花と仲良くしている馳郎を目撃したことで嫉妬心が芽生えていたりする。キャラクターのちょっとした心理描写が物語を面白くさせてくれていた。

 

クロスポイント。登場人物の魅力を引き出しながら、物語としても大きな流れを迎えていて。特に終盤の引き具合は、気になって仕方ない。敵を追い詰めたと思ったら――だったので、大逆転以前に疑問の方が大きくなりました。この辺りは流石で、緩急をつけながら物語に引き込んでくる著者の上手さといったらない。

 

また、魔法使いやら協会などが絡んできたのにはワクワクしました。世界観が広がったといいますか、レンタルマギカと繋がっていることが証明されたらしいのですが、自分はそこまでレンタルマギカに詳しくない……。それでも、様々な組織があることは面白さでした。

 

とても続きが気になる。早く読みたい。

 

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