銀の十字架とドラキュリアIV (富士見ファンタジア文庫) [感想]
体育祭とドッペルゲンガーを主軸に、キャラクターたちの本心を暴き出す物語。
もう何と言ってもルシュラの可愛さが際立っていた。本人が嫉妬していることに気づいているのかいないのか、緋水をどう思っているのか、自らの心に気づくお話になっているので、いつにもまして密着度が高い。
加えてサービスショット多すぎやしないだろうか。緋水のラッキースケベぶりには脱帽です。ドッペルゲンガー騒動で一年前の緋水が登場するけれど、これもまた良い奴ですね。自宅に不審者がいるというのに、あの落ち着きよう。
そんでもってクラス別リレーの緋水が格好良すぎるだろうに。第2走者として走ったときには体調不良でヘタレていたのに、ルシュラの頑張りに思わず本気を出してしまう。最下位からぶっちぎる姿が爽快でした。
ルシュラにかけた一言はラブコメより、女性向けロマンスに近いのではないかしら。いや、格好良い。
物語は動いたのか動かないのか微妙ではありますが、楽しく読めているので次も楽しみです。
Presented by Minai.
- 作者: 十月ユウ,八坂ミナト
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2013/07/20
- メディア: 文庫
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