ウィザーズ・ブレイン〈7〉天の回廊〈上〉 (電撃文庫) [感想]
北極を舞台に、シティ・ニューデリー、シティ・ロンドン、賢人会議がぶつかる。
主要キャラクターたちが集まっていく展開にはワクワクが止まらなかった。ヘイズは独自に北極入りしていたり、そこに黒沢祐一が絡んできたり、ファンメイとエドが久しぶりに登場したり楽しめることが多い。
クレアはヘイズと一緒にいるのだけれど、二人でいるときのクレアがとにかく可愛らしい。ヘイズの自然な言動がクレアの心を穏やかにしない。クレアのさり気ないヘイズへの好意に悶える。
ファンメイにしても、騎士に強いことは分かっていたけれど、まさかディーを圧倒するまでに強いとは思わなかった。彼は間違いなく最強だが、相性というものを改めて認識。
そして、物語は大気制御衛星へ。
選ばれたメンバーがこれまた面白い。地上と分かれてしまったけれど、この分かれ方も面白いものがあって、次がどうなっていくのか非常に楽しみだ。
ページが減れば減るほどに面白さやワクワクが増していくので、読んでいてとても楽しかったし、満足できる時間だった。
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- 作者: 三枝零一
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