お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ2 (MF文庫J) [感想]
ブラコン、シスコン。
あれ、おかしい。お兄ちゃんが完全にシスコンになっている。一巻でもシスコンとは思っていたけれど、まさかここまでのシスコンとは思わなかった。シスコンがもう、引き返せないところまで来ている。
これを敏感に察知したのがヒロイン3人。兄妹を引き剥がすべく、放課後にそれぞれの家を訪ねることになり、短編集の様に物語が進む。
特に、アナスタシアの攻撃は強烈。素直になれずに、自分の感情を毒舌で覆い隠してしまうアナスタシアだけれど、行動力はある。鈍感な秋人に胸を触らせるやら、押し倒す流れにもっていくなど直接的。
けれど、そんなアナスタシアも秋人から、秋人自らの意思で、不意に頬を触られたりすることには慣れていない。一気に恥ずかしさがこみ上げてきて隠れてしまう彼女は可愛らしかった。
他にもアナスタシアの魅力は全開。
なにせ、今回のアナスタシアは口絵、挿絵、あとがきと全てを独占していたというか。破壊力が半端ではない特別枠だったので仕方がありません。一人だけ2Pだったり、そこでも楽しませてもらいました。
また、銀兵衛は相変わらず良い子過ぎて可愛らしい。今回はアナスタシアの猛攻だったけれど、秋人との距離感にしてもヒロインの中では彼女が一番好きだ。生徒会長さんも、学校と家での落差に驚いた。まさか、そういう態度になるとは思わなかった。
面白かった。
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お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 2 (MF文庫J)
- 作者: 鈴木大輔,閏月戈
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2012/09/01
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