カンピオーネ! 3 はじまりの物語 (集英社スーパーダッシュ文庫) [感想]
草薙護堂が神を殺した経緯を描く。
祖父の友人を訪ねるためにイタリアまでやってきた護堂。そこで不思議な少年と出会う。何故か野球をしたりサッカーをすることになるのだけれど、そこに魔術師で騎士と名乗るエリカが現れ、神に関係する事件に巻き込まれていく。
今こそカンピオーネである護堂だけれど、カンピオーネになったことには理由がある。けれども、そこで描かれていた護堂はいつもの護堂で安心した。
自分が天災といえる現象に巻き込まれているのにも関わらず、周囲の人間を気にして助けようとする。自分が傷ついてでも、それが出来るのは護堂であるし、やはり最初から圧倒的なバカなのだなと。
神殺しに挑む護堂は格好良かった。
そして、これを飛行機の中で語っているというのが面白い。面白いというよりは、次を期待させる展開にもっていくのは上手かった。物語はあくまでも夏休みの旅行を描いているので、その部分が次で描かれるのだろうなと。終盤に登場した彼女も気になる。
楽しめた。エリカなどは昔と今とを比較できたので、そういう意味でも楽しめたし、おまじないは反則。
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カンピオーネ! III はじまりの物語 (スーパーダッシュ文庫)
- 作者: 丈月城
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/11/26
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