泳ぎません。 2 (MF文庫J) [感想]
プールサイドで展開される日常コメディ。
これまで女の子の視点で描かれていた物語が、脇役かつ重要なキャラクターであることを匂わせていた少年、神の視点で描かれていくのでこれまた違った楽しさが味わえる。特に、女の子たちの会話ではなく、神対ヒロイン一人という構図が多かったので、それぞれにスポットが当たります。
安心の肌色率。
プールサイドだと言っているのに、もはや水着すら着ていない猛者がいるので、こいつは予想外。ポロリもあるよというより、ポロリしているし、見せている。神に至っては序盤でもう下半身を露出しているのだから別の意味で凄い。
物語はヒロインたちの男嫌いを直すことと、神の水恐怖症を克服するという二本の柱で構成されており、コミカルテイストに仕上げながらも丁寧に説明していたように映りましたし、シリアスとコミカルの切り替えに違和感が無くてとても自然に読めた。これから、お互いに交流を深めていく中でラブコメに発展していくのかなと思いきや……。
――まさか完結とは。
いや、単純に驚きました。これから――という部分で終わってしまっているので何とも残念でならない。次回作に期待しています。
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- 作者: 比嘉智康,はましま薫夫
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2011/12/21
- メディア: 文庫
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