Infinity recollection

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アイドライジング!〈4〉 (電撃文庫) [感想]

アイドライジング!〈4〉 (電撃文庫)

 

年末に入りアイドライジングもシーズンオフに入ったことで、モモたちはオフを利用して保養地である箱根の温泉にやってくる。そこに他のアイドルもやってきて、一緒に羽を伸ばすことになるが、新人賞をかけて急遽大晦日に特別試合が組まれてしまい――。

 

エリーが深く関わってくるとここまで面白くなるかと予想外。

 

届かない存在であるところのエリーからモモの方によって来てくれるので、自然と興味が沸くし、エリーが抱えている秘密がこれまた物語に大きく関わってくるから楽しい。何故、そこまでアイドライジングに賭けて、頑張っているのか。

 

スポコンも勿論あるのだけれども、脇役となるキャラクターを深く掘り下げて物語を盛り上げてくれたのは好印象。モモを案内役としてエリーが動いていくのが良い。今回は視点を切り替えるバランスもいいので、言動から疑問が生まれて読んでいてワクワクすることが多かった。

 

モモの特別試合のためにエリーから指導されるというもの熱い。そこまで温泉に女の子女の子していた話が、汗流す友情と勝利の話に変化する。物語に広がりを感じました。

 

面白かった。引き具合も素晴らしい。

 

 Presented by Minai.

アイドライジング!〈4〉 (電撃文庫)

アイドライジング!〈4〉 (電撃文庫)