Infinity recollection

ライトノベルを中心に感想を載せているサイト。リンク+アンリンクフリー。

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

少女は書架の海で眠る (電撃文庫) [感想]

人が本を読むときというのは、どんなときなのでしょうね。一人になりたいからでしょうか。知識欲を満たしたいからでしょうか。ライフワークになってしまっていますかね。単純に暇つぶしなんでしょうか。むしろ何故人は本を読むのでしょうね。本を読んだから…

文句の付けようがないラブコメ2 (ダッシュエックス文庫) [感想]

頬の筋肉が緩むこと緩むこと。文章を読んでいてここまで身悶えるラブコメは文句のつけようがない。一巻のときから感じてはいたのだけれど、主人公である優樹とヒロインである世界の関係が何だか明治大正浪漫とでもいいましょうか。どこか古風な間柄や距離感…

ひとつ海のパラスアテナ (電撃文庫) [感想]

第21回電撃小説大賞<大賞>受賞作。 タイトルにある「ひとつ海」が示すように全ての陸が海に沈んでしまった青の世界で、主人公のアキが懸命に生きていく姿を描く、生きるとは何かを描く冒険譚。読み始めの印象はとにかく世界が青くて茹だる様な夏の暑さに…

思春期テレパス (メディアワークス文庫) [感想]

心をグサグサと抉ってくるのがたまらない。学生諸君が抱えている友情だとか恋だとかの悩みのモヤモヤ感を、これでもかと眼前に突きつけられて思わず読んでる方が恥ずかしくなったり目を背けたくなる感じ――でもちょっと見てみたい、みたいな。天沢夏月氏が描…

クズと金貨のクオリディア (ダッシュエックス文庫) [感想]

別レーベルの作家同士によるコラボ小説なわけだけれど、今回は作家による相性というものを確信させられました。元々、「変態王子と笑わない猫。」にしろ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」にしろ読んだことがある作品なわけだけれど、この二つに…