本田誠
完結編。 短編集を挿んで新展開があるのかと思いきや、まさかの完結編。物語を読むうちに確かに終わりに近付いていく雰囲気はあるのだけれど、それでも作品の持ち味である空想か現実かの曖昧さは健在。 仲西景という存在を通して、またはその周りにいるキャ…
短編集。 空想病に振り回されるのはいつものことですが、長編ではないので内容が日常に寄っている。空想病にしても、微笑ましい痛々しい中学二年生な話に仕上がっているので、とても読みやすかった。 空想病もジブリ、エヴァ、メタルギアなどの分かりやすい…
空想と現実の境界はどこなのか。 凄いの一言に尽きる。二巻も良かったのだけれど、その二巻で気になっていた部分を三巻で補完するどころか、それを更に広げて、より上位に読者を連れて行く。 物語の構成が絶妙に上手い。 作中で主人公の仲西景は、自分が本当…