Infinity recollection

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銀の河のガーディアン2 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

銀の河のガーディアン2 (富士見ファンタジア文庫)

 

コンビを組んだセーヤとラリエナが新部隊に配属されることになり、早速とある惑星の叛乱を解決する任務が言い渡される。セーヤとラリエナは別行動をすることに。

 

二人はテロを相手にする新設の治安部隊に配属されたので、自然と新しいキャラクターたちが集まってくる。この新キャラたちに個性があるのは良さ、加えて、治安部隊なので臨機応変に今後の展開が面白くなるという期待がある。

 

整備士のカブラギ、元近衛のキャクレー、転移士のミル、まだ顔出し程度の説明でしかないだろうが、それぞれの分野を生かして活躍してくれるのは良い。

 

世界観や設定は面白いので、これが広くなっていくともっと楽しめるのに、と改めて感じた。というのも、SFやファンタジーを混ぜた設定を説明しているわりには文章が軽く、物語が速いので唐突と感じる部分が多い。

 

一巻と同じく、そこは良さでもあるのだろうが、個人的にはもう少し深く読みたい。戦いの熱さも好きだけれど、ゆっくりと描いて欲しいという思いもある。故に物足りなさは残った。

 

そういう意味でも、今後に期待だけれど、二人が別行動から物語が展開されて最終的に、その関係性が重要になってくるという流れは好き。

 

そして、カン艦長が最後の最後でやってくれます。何なんだこのオッサン……格好良い。これを楽しみにしつつ読むのも一興。

 

 Presented by Minai.