お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 3 (MF文庫J) [感想]
銀兵衛が可愛い。
幼馴染である銀兵衛は秋子とはまた違った意味で、秋人との距離がとても近い。だからこそ、相手の考えていることが分かったり、自然と気遣える関係性がそこにはある。お互いがお互いを大切にしていることが伝わってくるのは良い。
普段は男の子のような口調で話す銀兵衛だけれど、ふとした瞬間に女の子が出てしまう。秋人に女の子として見てもらう為に頑張ってみたり、不意打ち気味に秋人の一言で顔を真っ赤にしたりする姿はとても可愛らしい。
また、物語はヒロインたちが寮に引っ越してきたところからの一日を描いているのだが、それぞれ女の子たちに見せ場があったのも良かった。掃除当番でアナスタシアが真っ赤になるのは可愛らしいですし、彼女の場合には銀兵衛にちょっかいを出すという役割も持っていて見ていて楽しいキャラクターになってきました。
安定のブラコンとシスコン。
他の住人がいるというのに秋子のブラコンは全開もいいところ。秋人にしても明らかにシスコンなので、他のヒロイン3人がアタックしたり邪魔したりしたくなる気持ちも分かる。だって秋人の考えが吹っ切れた時には、間違いなく秋子と結婚してしまいますから。
姫小路家の謎やら、過去の話も登場してきて目が離せない。面白かった。
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お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 3 (MF文庫J)
- 作者: 鈴木大輔,閏月戈
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2011/06/23
- メディア: 文庫
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