龍ヶ嬢七々々の埋蔵金2 (ファミ通文庫) [感想]
埋蔵金をめぐる冒険サバイバルに足を踏み入れた重護だったけれども、一先ずは安息を得たことで七々々とゲーム三昧の日々。帰宅しらた美少女がいるなんて羨ましい限りです。けれども、一日中、プリン食べてゲームしてネトゲをする七々々に付き合っていたら、厳しい現実は突きつけられるのです。
光熱費という避けられない現実。
重護の独白だったり台詞だったり、お金がないことを突きつけられての反応がコミカルで魅力。このコミカルさは物語の随所に散りばめられているので、彼の独特の感性には思わず笑わされる。それでいて、締めるところではシリアス全開で来るので分からない。一見アンバランスだけれど、読んでみるよ心地良い。
今回も七々々コレクションのトレジャーがメインにはなってくるものの、バタ子さんを始めとする新キャラクターも読みどころ。また、雪姫に対する重護の考えやら、立ち位置やらを自ら思うことで、重護自信が成長する部分も読みどころだろう。
そういう意味では、天災を意識しているけれど意識していないとする重護も面白かった。これは読んでいれニヤニヤしてしまう。七々々がヒロインかと思いきや、どう見ても天災がヒロインなので、その辺りも今後どうなっていくのかは楽しみです。
Presented by Minai.

- 作者: 鳳乃一真,赤りんご
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2012/03/30
- メディア: 文庫
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