恋愛
短編集。 今までもお話を補完するように、あまり活躍していなかった脇役も登場していたりして。けれども、やっていることはいつものと変わらず、綺麗な美しい物語でした。読んでいて心地いい。 ケイの視点で描かれることが多かったこれまでとは少し違って、…
作品に馴染めなかった。 端的に述べるのなら微妙だ。登場人物がとにかく多くて、一巻として人物を把握するのは骨が折れるし、設定にしても何やら大きなものがあって、特に設定の方がよく分からなかった。 女の子を守る麒麟とその関係などが本筋なのだろうけ…
凄かった。ラストの賢人会議は反則だろう。 下巻なので、物語の終わりということでの面白さはもちろんあるのだけれど、最後が全ても掻っ攫っていきました。様々思うところは個々にあるだろうが、印象に残るのは最後だろう。 終わりの始まり、まさにそれだっ…
もう一人の元型なる悪魔使い登場。 シティ・メルボルンでのディーとセラ、賢人会議を巻き込んだ騒動が描かれる。世界樹を巡り錬とフィアが戦っていた裏側では、時期を同じくして戦いが繰り広げられていた。 錬とサクラの対比。 悪魔使いと言えば錬で、彼は過…
第2回 講談社BOX新人賞 Powers受賞作 マガミシリーズ第一弾。 黒姫カノンを筆頭に、登場する女の子が全員可愛らしかったです。あとがきで言われているキャラクター小説という意味に納得。 カノン、十夜、セラ、凛、この四人は主人公に好意を懐いているので、…
彩姉ぇがお子様に!? 仕事は運び屋で、いつも酔って帰ってくる姉。クールで格好良く、魔法が使えてとても強い姉。今回はそんな星弓家の長女、彩美が主役のお話。 彩美は振り幅が大きくて、様々な面が見れる面白いキャラクターだと思うのだけれど、これまでは…
父さん登場。 その存在がいることは分かっていたが、本編には登場していなかった星弓家の父。その父親が出張から帰ってくるとのことで、母は大喜び、と同時に軋人と美智乃の前に、昔の両親を知る謎の女が現れる。 何でも転移魔法の暴走で異世界からやってき…
空想と現実の境界はどこなのか。 凄いの一言に尽きる。二巻も良かったのだけれど、その二巻で気になっていた部分を三巻で補完するどころか、それを更に広げて、より上位に読者を連れて行く。 物語の構成が絶妙に上手い。 作中で主人公の仲西景は、自分が本当…