Infinity recollection

ライトノベルを中心に感想を載せているサイト。リンク+アンリンクフリー。

師走トオル

僕と彼女のゲーム戦争 (6) (電撃文庫) [感想]

何が始まるのかって? 第一次世界大戦さ――。 一泊二日でゲーム合宿に参加している岸嶺たち、初日の個人戦から、二日目はチーム対抗戦。選択されるゲームも、より連携が必要になるものに。 そんな中で選ばれた一つが「Civilization5」というゲーム。残念なが…

僕と彼女のゲーム戦争 (5) (電撃文庫) [感想]

一泊二日の学校対抗戦。 テンポよくゲームを紹介して楽しさまで伝えてくれるのが良いですよね。知ってるゲームが出てくるとそれはより顕著で、説明にしても共感しながら頷きながら読めますし、ゲームのコツを知っていれば登場人物たちの技術に凄いとか納得し…

僕と彼女のゲーム戦争4 (電撃文庫) [感想]

格闘ゲームとは――。 ひたすら読むのに疲れた……、というのが正直な感想だろうか。とにかく説明が多いので、読んでいる途中で想像が追いつかないのだ。強パンチやしゃがみ弱キックなど、独特の用語が飛び交うので、解釈してからゲーム画面を想像しなければいけ…

僕と彼女のゲーム戦争3 (電撃文庫) [感想]

久しぶりに、ゲームでもやろうかな。 この作品は読んでいると本当にゲームがやりたくなってきますね。主人公の健吾たち現代遊戯部の皆さんが楽しそうにゲームをやっているのもあるのだけれど、紹介されるゲーム一つ一つを丁寧に説明してくれているので、プレ…

僕と彼女のゲーム戦争〈2〉 (電撃文庫) [感想]

現代遊戯部の一員となった岸嶺健吾は、生徒会長と変態教師とともに日夜ゲームの腕を磨いていた。しかし、JGBCのチーム戦に出場するには部員が一人足りない。そんな中で、校内にマイコントローラを持ち歩くほどのゲーム好きを見つけるのだった。 四人目のメン…

火の国、風の国物語12 傑士相求 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

ついにアレスとジェレイド手を組んだ。 武力のアレスと、知略のジェレイドが結びついたら他に勝てるものはいない。これまでの出来事で成長をうかがわせるアレスは、悩んだ末に大きな選択をするわけだけれど、そこにジェレイドを巻き込むのだから面白い。 考…

火の国、風の国物語11 王都動乱 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

ベールセール王国の王になるべく恐怖と力で支配しようとするフィリップと、王国の変化を敏感に感じ取ったジェレイドが策をぶつけ合う。先を読むジェレイドの策や、軍隊の運用方法は凄いのだけれど、それ以上にフィリップの知恵とパンドラの予言が脅威。 フィ…

火の国、風の国物語 13 英傑雄途 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

「火の国、風の国物語」完結。 ついにアレスとフィリップの戦いに決着がつくことになる。悪くいえば予定調和なのかもしれない。けれど、そこに至るまでに二人が積み上げてきた物語が崩れるわけではなくて。積み上げがあるからこそ感じることがある。 最終決…

火の国、風の国物語10 英雄再起 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

英雄再起。 パンドラがいなくなったことで自信をなくし、全てがどうでもよくなったアレスは奴隷の身分にまで落ちぶれていた。挫折したアレスがもう一度立ち上がる話となっていて、タイトル通りの内容。 自分には力がない。今まではパンドラがいたから戦えた…

火の国、風の国物語9 黒王降臨 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

フィリップが大活躍。 前巻でアレスには大きな変化が訪れ、衝撃の展開で終わったわけだけれど、今回はアレスが主人公ではなく、フィリップが主人公の位置に座っていた。 これまでが不遇のかませ犬なキャラクターだった分だけ、力を手に入れてからの行動が大…

僕と彼女のゲーム戦争 (電撃文庫) [感想]

師走トオルさんの新作。 ゲーム産業が政府に認められ、文化として世の中に受け入れられた架空の日本が舞台になっている。読書好きで友達が少ない主人公が、部員がいないという理由からゲーム部に誘われ、ゲーム大会での優勝を目標にヒロインたちと青春する部…

火の国、風の国物語7 緑姫憂愁 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

いよいよ北の軍勢、ミレスデン軍がアレスたちの前に立ちはだかる。王国軍と解放軍は一時的に共闘するという形をとり、ベールセール軍とミレスデン軍の戦い、国と国との戦争が描かれる。 毎回のように言うが、アレス強すぎる。 国民や仲間が危険に晒されたと…

火の国、風の国物語6 哀鴻遍野 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

自ら人質となったクラウディアを救うために、王国軍は解放軍との停戦交渉に望む。同じくして北からは傭兵が侵攻を開始した。アレスとミーア、英雄二人が北の民のため共闘する――。 アレスは強かった。 やはりアレスは最強の一言に尽きる。赤の悪魔憑きと恐れ…

火の国、風の国物語5 王女勇躍(富士見ファンタジア文庫) [感想]

戦いを終わらせる為に、クラウディアとアレスが何をするのか。 今まさに戦闘が行われている場所を単身突破する様は熱かった。しかも、アレスは背にクラウディアを庇いながらであるから凄まじいですし、切れ者であるはずのジェレイドに対しての口上は格好良か…

火の国、風の国物語4 暗中飛躍 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

まさに一騎当千。 アレスがやってくれます。今回は王国軍側と反乱軍側の両方から暗殺されそうになるアレスを描いているわけだけれど、これが異常なほどに死なない。 読み手はパンドラの存在を知っているので、アレスの未来予知的な勘の良さの理由は分かって…

火の国、風の国物語〈3〉星火燎原 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

過去編。 解放軍の指揮官であるジェレイドを主人公に、農民たちを率いるに至った経緯が、アレスとの談話という形で描かれる。ジェレイドとアレス、お互いに正義をぶつけ合う姿が熱い。 アレスは国王を信じているので、反乱を起こす前に直訴すべきだったとい…

火の国、風の国物語〈2〉風焔相撃 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

物語が動き始めた。今まではアレスを中心に物語が描かれていたけれど、二巻からはジェレイドと風の戦乙女も描かれていく構成となっていて、より物語が面白くなっている。 火の国、風の国だけに、両方の視点から物語を読めるというのが魅力だ。王国軍と反乱軍…

火の国、風の国物語 戦竜在野 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

復讐の剣、慈悲の剣。 世界観が魅力だった。一巻ということもあるので、まだまだ序章であるし、これからを期待させるにとどまっているのだけれど、そこまでいく過程を丁寧に描いている。 主人公のアレスの過去を追いながら、彼が現在置かれている状況を読ま…