Infinity recollection

ライトノベルを中心に感想を載せているサイト。リンク+アンリンクフリー。

学園

人類よ私に奉仕なさい (一迅社文庫) [感想]

すべての知的生命体は「支配種族」と「奉仕種族」に分類される。人類は最近発見された知的生命体なので、「奉仕種族」として「支配種族」に奉仕する義務があるらしい。主人公である冥の元に現れた「支配種族」の仮子さんは、人類に奉仕契約を要求する。 学園…

脱兎リベンジ (ガガガ文庫) [感想]

第5回小学館ライトノベル大賞 ガガガ賞受賞作 宇宙人と言われ友だちのいない兎田。彼は軽音楽部に所属していながら、いないものとして扱われバンドに入れてもらえない。挙句には文化祭の練習の邪魔だからと部室を追い出されてしまう。それでも一人で練習する…

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。2 (ガガガ文庫) [感想]

戸塚は天使で可愛いみたい。 八幡のぶれない個性に感心してしまいます。捻くれ者で引き篭もり体質でぼっちという、心底残念な彼なのだけれど、他の登場人物とのテンポの良い掛け合いが楽しすぎる。自ら率先してぼっちということをネタにしていく八幡はいっそ…

ロウきゅーぶ! 8 (電撃文庫) [感想]

昴の父親が帰ってくるのだけれど、一緒にフランス人の美少女をつれて来た。この少女、ミミが智花と同じくらいバスケが上手いので、やっとライバルらしいライバルの登場。初対面で1on1。 序盤は智花の誕生日会に招待される話なのだけれど、紗季とプレゼントを…

回る回る運命の輪回る 僕と新米運命工作員 (電撃文庫) [感想]

お菓子作りが好きなこと以外はどこにでもいる高校生の野島浩平。そんな彼の前に現れたのは工作員だという美少女ノア。彼女は浩平が運命を狂わせる存在《イレギュラ》なのだと告げ、浩平を排除しようとするが失敗。何故だか浩平の弟子として家に居座ることに…

青春ラリアット!! 2 (電撃文庫) [感想]

やっと帰ったかコノヤローッ! 全治一ヶ月の怪我を、一週間で退院できるまでに超回復してきた月島は愛するべきバカでしょう。ましてや退院するや否や病衣のままで全校集会の壇上に上がってしまうのだからバカすぎる。前にもやっているから生徒たちもノリノリ…

神明解ろーどぐらす5 (MF文庫J) [感想]

完結。 通り魔事件に思わぬところから関わることになり、まさかのサスペンスなのだけれども、序盤から全開で飛ばしている。通り魔と下校していたまりもに対して、それを引き止める台詞をいうのはいいが、その内容が凄かった。 十勝としては苦肉の策で二股宣…

神明解ろーどぐらす4 (MF文庫J) [感想]

三角関係が勃発したことで恋愛事情がややこしくなり、留萌を中心としてすれ違っていく切ない展開が描かれていくのかと思いきや、斜め上に物語は進む。 ――サスペンス。 十勝は確かに留萌に振り回される。下校を楽しむような雰囲気ではないので、留萌とだけ深…

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 3 (MF文庫J) [感想]

銀兵衛が可愛い。 幼馴染である銀兵衛は秋子とはまた違った意味で、秋人との距離がとても近い。だからこそ、相手の考えていることが分かったり、自然と気遣える関係性がそこにはある。お互いがお互いを大切にしていることが伝わってくるのは良い。 普段は男…

赤鬼はもう泣かない (ガガガ文庫) [感想]

第5回小学館ライトノベル大賞 審査員特別賞受賞作 女子の二の腕おいしかったです。西遺大豪はクラスの女子の二の腕を舐めるという奇行から、あれよあれよという間に田舎の中学校に転校することになる。しかし、今度は新しい学校で隣の席になった喪庭ここめに…

オブザデッド・マニアックス (ガガガ文庫) [感想]

大樹連司さんの新作。 授業中、もしここにゾンビが襲ってきたら――。ゾンビ映画マニアの安東は日夜そんな妄想を繰り広げているのだが、クラスメイトと嫌々参加した合宿で、奇しくもその妄想が現実のものとなる。 ゾンビハザードが現実に起こったときにどのよ…

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈22〉 (電撃文庫) [感想]

ロシア編、完結。 直球を投げていく浜面は良かった。レベル0でも一人を守るために命を張ってきた彼だけれど、メルトダウナーと向き合うことでアイテムという存在とは何だったのか考える。 浜面の敵としてのメルトダウナーだったけれども、ふと考えたときに本…

ライアー・ライセンス (電撃文庫) [感想]

申し訳ないけれど、合わなかった。 怪盗の素質である“機能”を持つ者だけが入学できる「森ノ宮学院」。その学院に入学するはずだった兄は、ある事件で亡くなってしまった。弟の杉崎渉は、兄の名前を使って森ノ宮学院に入学することになるのだが……。 想像して…

僕と彼女のゲーム戦争 (電撃文庫) [感想]

師走トオルさんの新作。 ゲーム産業が政府に認められ、文化として世の中に受け入れられた架空の日本が舞台になっている。読書好きで友達が少ない主人公が、部員がいないという理由からゲーム部に誘われ、ゲーム大会での優勝を目標にヒロインたちと青春する部…

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈21〉 (電撃文庫) [感想]

引き続いて、ロシア編。 上条さん、一方通行、浜面、三人の視点で物語が描かれていく構成は変わらず、それぞれの主人公たちが戦っていく姿が格好良かった。 まずは、ミサカワーストと一方通行が握手をした場面だろうか。殺し合いを演じた二人が、分かりやす…

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈20〉 (電撃文庫) [感想]

ロシア編、開始。 今まで語られてきた登場人物たちがロシアに集合していく様に、思わず心が躍った。特に3人の主人公達が、それぞれの目的でロシアに集っていく様子には感慨深いものがある。 どこの頁を開いてもバトルバトルバトル。本当に様々な戦いがあるの…

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈19〉 (電撃文庫) [感想]

科学サイド。 一方通行たちの「グループ」と、浜面たちの「アイテム」を主軸にして物語は描かれていくのだけれど、とにかくこの二つ、というか二人の主人公が格好良い。新鮮に読むことが出来た。 最強である一方通行さんが素直にその力を振るってくれるので…

ストライク・ザ・ブラッド〈1〉聖者の右腕 (電撃文庫) [感想]

三雲岳斗さんの新作。 相変わらず学園ファンタジーに必要なことを確実にやってくれる。魔族と吸血鬼がいたり、対抗する人間の組織が複数あり、それがまた対立しているなど。学園生活では、ラブコメで魅せつつも、実は学園こそ様々な組織が入り混じる場所とい…

”葵” ヒカルが地球にいたころ……(1) (ファミ通文庫) [感想]

野村美月さんの新シリーズ。 主人公の赤城是光は見た目が怖いことからヤンキーだと誤解されているが、本当は素直で真面目なとても良い奴。そんな彼はろくに話したこともない学園の皇子、帝門ヒカルの葬式に出席するのだが、そこで何故だかヒカルの幽霊に憑か…

百億の魔女語り3 なんでこんなに不思議な妹ばかりなの? (ファミ通文庫) [感想]

騎士候補生になったアルトは、フォリーナ姫を救ったことで最高位の勲章を受章する。しかし、候補生が受章したということでメディアや人々から注目を浴びることに。 ――アディリシアの失踪。 動けないはずの妹アディリシアが突如いなくなるのだが、アルトは注…

精霊使いの剣舞3 風の誓約 (MF文庫J) [感想]

真面目なエリスさんが可愛い。 学園の風紀を守り、皆を引っ張っていく騎士様はいつも凛々しく規律正しい。けれども、カミトと二人になってしまうと素直に自分の気持ちを出せず、つい対応を間違えてしまいます。 間違えるというよりは、恥ずかしさを隠すため…

ココロコネクト クリップタイム (ファミ通文庫) [感想]

ペンタゴン++ 短編集だから本編の過去話だけをやるのかと思ったら、過去をしっかり補いつつも、進級した文研部の姿が見れる。次へつなぐプロローグ的な扱いになる物語なので、読み飛ばせない。 4月ということで、新入生もやってきて新入部員獲得を目指すの…

この中に1人、妹がいる!4 (MF文庫J) [感想]

ブラック妹。 将吾は将来の伴侶を見つけるために学院にやってきたわけだけれども、本当の妹が誰なのかは未だに分からず、彼女が作れない。心乃枝や雅は積極的にアプローチをするのに、将吾は妹という単語が頭を過ぎって二の足を踏む。 朝起きたら隣りに心乃…

涼宮ハルヒの驚愕〈後〉(角川スニーカー文庫) [感想]

国木田と佐々木が印象的。 今までどこか掴みどころのなかった国木田。脇役として最初から登場していた割には、キョンと話すことも少ないし目立っていなかったが、今回は彼に驚愕させられた。驚いたし、そういうキャラクターだったのかと今更ながら自覚させら…

涼宮ハルヒの驚愕〈前〉(角川スニーカー文庫) [感想]

ハルヒ4年ぶりの新刊。 分裂から続いているので上中下らしいのだけれど、そもそも分裂から続いていたことを忘れていた。そんなわけなので、章番号が途中からということすら驚愕の演出なのだな、後編で第1章から話が進むのだなと勘違いしたほどだ。 流石に4年…

僕は友達が少ない〈6〉 (MF文庫J) [感想]

残念無双。 小鷹の学校にも文化祭や体育祭の季節がやってきたが、隣人部の面々は一貫していた。文化祭とはリア充のためにあるイベントのことを指す。友達のいない人にとっては苦痛以外の何物でもない。 なら隣人部で参加するのはどうか、という思い付きから…

子ひつじは迷わない 回るひつじが2ひき (角川スニーカー文庫) [感想]

生徒の抱えた悩みやら謎やらを解決していく物語。短編集のようにテンポよく話が進んでいるのだけれど、安定している。成田と仙波のコンビにも慣れたというか、安心して読める。 「VSかぐやテスト」の解決方法は意外でした。現代文のテストを全問正解しないと…

ブギーポップは笑わない (電撃文庫) [感想]

ライトノベルを読んでいて、他の作中でも度々引用されているブギーポップシリーズ。実は一度も読んだことがなかったりする。そんなわけで、これは読んでおかなければいけないだろうと一念発起して読みました。 率直な感想はとしては、よく分からない。 最高…

消閑の挑戦者―パーフェクト・キング (角川スニーカー文庫) [感想]

第6回角川学園小説大賞 優秀賞受賞作 天才少年である果須田裕杜が作り出した、究極のゲーム〈ルール・オブ・ザ・ルール〉、類稀なる頭脳と肉体を駆使して戦うこのゲームは、裕杜が世界中から集めた天才たちで行なわれる。そんなゲームに、高校生である小槙は…

さくら荘のペットな彼女〈5〉 (電撃文庫) [感想]

卒業を間近に控えて、それぞれの夢へ向って一生懸命な冬休み。物語は空太を中心とするところまで来ているので、終わりが近いことを予感させます。 今回、印象に残ったのは宮原がやはり良いやつということ。七海が事務所の選考に間に合わないという連絡を受け…