Infinity recollection

ライトノベルを中心に感想を載せているサイト。リンク+アンリンクフリー。

★★★

千の魔剣と盾の乙女6 (一迅社文庫) [感想]

過去編。 バルトゥータスとニーウ、ロックとフィルとエリシア、それぞれの出会いを描いている。ロックたちは力が伴っていない頃の話なので、今となっては雑魚の魔物でも苦戦するどころか死にそうになっているのが、初々しい。 そしてバルトゥータスは今も昔…

しゅらばら! 5 (MF文庫J) [感想]

鷹奈と海水浴に行くことになった一大だったけれど、それを知った早少女と真愛も隠れて海水浴についていってしまう。鷹奈と秘密裏に交渉を行った早少女と真愛は、一大との時間を一時間づつもらうことに。 展開としてはお約束だけれども、お昼の時間というのも…

覇道鋼鉄テッカイオー 2 (集英社スーパーダッシュ文庫) [感想]

スーパーロボットSFアクション。 童貞だけが使える最強の武術を駆使し、スーパーロボットで悪と戦う。徹底した気合と根性で何とかする精神が清々しくも懐かしい。 登場するキャラクターたちも愉快な奴らばかりで、ともすれば馬鹿なだけなのだが、愛らしい馬…

銀の十字架とドラキュリア (富士見ファンタジア文庫) [感想]

吸血鬼であるルシュラが魅力的。 主人公である緋水の前に突如としてやってきて、下僕にすると言い張る。尊大な性格は如何にも吸血鬼らしいのだけれど、肝心の緋水には吸血鬼のあらゆる能力が効かない。もちろん、吸血しても眷属にすることは出来ないし、魔眼…

グロリアスハーツ2 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

完結。 あまり売れなかったのかしら、打ち切り感に包まれて残念ではありますが、上手くまとめていたと思います。終わり方は、駆け足に展開を何個も諸略しつつ飛ばしたのでしょうが、著者の考えていたことは出来ていた印象で、明るく終われたのは良かった。 …

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。5 (ガガガ文庫) [感想]

短編集。 八幡の夏休みを描いているのだけれど、そもそもボッチだから外に出ることがない……悲しい。それでも遊びに誘われたり何だかんだで外出している八幡は、自分で思っているほどに友達少ないわけじゃない、きっとリア充。でも冷静に考えると、妹の小町ば…

魔法科高校の劣等生〈6〉横浜騒乱編〈上〉 (電撃文庫) [感想]

全国高校生魔法学論文コンペティションを読みたかった……。 予想はしていましたが、論文コンペが開催されるに辺り、達也の周りでまたしても不穏な動きがあり、大陸からの産業スパイやら刺客やらと戦いを繰り広げる話。脇役などの行動にも焦点が当てられ、幹比…

クロス・エデン1 魔法王国ミシュリーヌ編(前) (このライトノベルがすごい! 文庫) [感想]

MMORPG「クロス・エデン」は、高性能AIによってキャラクターの言動がリアルだと評判のゲームだった。主人公はクロス・エデンをプレイしながら、ゲームの矛盾に気付き、現実世界とゲーム世界を行き来しながら、謎に迫る。 良くあるMMORPGモノかと思ったのだけ…

不完全神性機関イリス2 100億の時めぐる聖女 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

氷結鏡界のエデンとは違い、ハイテンションラブコメの印象がより色濃くなっていた。バトル含めた伏線も描かれはするのだけれど、総頁の半分以上をラブコメに使っている。しかも、後半に待っているシリアス展開とバランスを取れているのが素晴らしい。 作品同…

ネバー×エンド×ロール―巡る未来の記憶 (メディアワークス文庫) [感想]

タイムトラベル作品。 16年前に大地震があった札幌は、再開発計画で街の周囲に高い壁が聳え立つ、さながら隔離都市へと変貌を遂げさせており、住民は外と中で行き来すら自由にさせてはもらえない。そんな札幌からの脱出を計画していた少年たち元に、未来から…

デーゲンメイデン 1.台場、両断 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

長い年月をかけて異能と人格を得た伝説の武器、Dアーム。絶大な力を持つが故に国に管理されているDアームだけれど、このDアームを使って犯罪を犯す集団もいる。主人公はそんな無法者を狩るDアーム使いで、相棒の薄緑と共に日夜任務に励む――。 と書いてみたも…

僕は友達が少ない 8 (MF文庫J) [感想]

物語も佳境。 挿絵を見てしまったら分かってしまうからアレだけれども、小鷹が逃げた。確かに小鷹が危惧している通りで、図星を指されたとおりに隣人部は崩壊してしまうからの逃げなのだろうが、まさか生徒会のご厄介になっていようとは……。 いつものように…

シークレット・ハニー 1.船橋から愛をこめて (富士見ファンタジア文庫) [感想]

意外としっかりラブコメしていて逆に驚いた。いや、むしろラブコメではなくエロコメな気がしなくもないけれど、主人公の秘密を探るために、各国家機関から送り込まれたエージェントたちにモテまくるというハーレム展開は楽しませてもらった。 最終的には主人…

ストライク・ザ・ブラッド 4 (電撃文庫) [感想]

ハロウィン。 魔族特区のお祭である波朧院フェスタには、一般の人間にも絃神島が開放されるとあって島中が大賑わい。古城は幼馴染の優麻が祭りにやってくるというから、その案内役として一緒に祭りを回ることになるのだが……。 優麻が可愛い。 ボーイッシュで…

はたらく魔王さま! 5 (電撃文庫) [感想]

いや、本当になんでフリーターしてるんですか魔王さん……。 相変わらずの英語力、半端ではないですね。もっと能力を活かせる職業がある気がするのは気のせいではないよな。コミュニケーション能力もあるし、日本にいたらダメな人材だ。 加えて、フレッシュデ…

スイート☆ライン 5 メモリアル卒業編 (電撃文庫) [感想]

完結。 これで終わってしまう何て残念ではありますが、綺麗に終われたのは良かったのではないかしら。スイート☆ラインのデビューに巻き起こった危機から、ヒロインそれぞれの問題が描かれていきます。正午が問題を解決していく様は今回も熱いです。 登場人物…

しずまれ! 俺の左腕 (このライトノベルがすごい! 文庫) [感想]

主人公は学校を歩けば男女共に声をかけてくれる、いわゆるリア充な男の子。真面目で明るくて適度にモテる彼が、異世界の魔王に憑依されたことでおかしなことに。 キャラクターが好きです。 左腕に憑依した魔王からクラスメイトを守るために、友達から距離を…

魔法少女育成計画 (このライトノベルがすごい! 文庫) [感想]

とうとう来たかという感じでしょうか。魔法少女たちの生き残りをかけたデスゲーム。 数万人に一人の割合で本物の魔法少女を作り出すゲームで、幸運にも魔法少女になった女の子たち。最初は魔法少女の力を人助けに使っていたが、ゲームの運営側から魔法少女が…

僕たちはドクターじゃない (メディアワークス文庫) [感想]

独特な世界観で展開される医療モノ。 主人公のドクが所属する医療チームは、全員が未成年という医者の集団だ。特別医学生と銘打たれた彼らは、日本から医者の数が激減したことから、医者の数を増やすための措置として、子供のうちから英才教育を施された医者…

テンプテーション・クラウン 4 (集英社スーパーダッシュ文庫) [感想]

心が痛い。 これまで、ゼファーの力に悩んできたアキトだけれど、彩姫の協力もあって力を消失させることに成功します。相手が自分のことを好きなのは魅了の力のせいだから……、関係を先に踏み込めないでいたのが無くなるわけで、ラブコメに拍車がかかるのかと…

猫にはなれないご職業 (ガガガ文庫) [感想]

第 6 回小学館ライトノベル大賞 優秀賞受賞作 代々陰陽師として活躍した藤里家の猫又であるタマは、藤里家の末裔である桜子には自分が猫又ということを隠し、普通の猫として接する。加えて、桜子は自分が陰陽師の末裔であることさえ知らないのだが、それは祖…

煉獄姫 五幕 (電撃文庫) [感想]

残酷で綺麗。 物語の構成が本当に美しい。シリーズを通しての伏線が自然と繋がっていく様は、読んでいて気持ちが良いし謎が解明されていくことに心地よい高揚感が得られる。丁寧に作りこんでいるのが伝わってくるので、流石だなと納得してしまう。 ローレン…

楽園島からの脱出 (電撃文庫) [感想]

土橋真二郎さんの新作。 無人島で開催される脱出ゲーム。高校生男女合わせて100名が参加するゲームをクリアするには、無人島から脱出すること。最低限のゲームルールしか説明されない中、脱出を目指してゲームの謎とルールを解明していく――。 高校生という枠…

メグとセロンVII 婚約者は突然に (電撃文庫) [感想]

最終巻。 セロンとメグの恋の行方がどうなるかと思えば、まさかまさか告白前に撃沈するセロンの姿がそこに。メグの自分でも分からない嫉妬心に新聞部が丸ごと巻き込まれていく。今回持ち込まれる事件と二人の恋愛模様がもどかしいの何の。 メグを主体に物語…

カンピオーネ! 9 女神再び (集英社スーパーダッシュ文庫) [感想]

アテナとの再戦。 熱いですね。アテナはちょいちょい登場していたけれど、改めて深く物語に関わってきました。その関わり方も、中途半端ではなく全力全開、やりきった感が出ているのが良い。護堂との対決は寂しくもあり誇り高いものだった。 何より、グィネ…

うちの魔女しりませんか? 3 (ガガガ文庫) [感想]

この男、ヒマラヤをなめすぎている。 第一巻の主人公だった文哉が再登場。また別の主人公で物語が展開されるのだろうと思っていただけに、驚きでした。ミラとの別れを経験して成長した文哉は、父が行方不明となったヒマラヤを目指して旅に出る。 凄い山の知…

スカイ・ワールド (富士見ファンタジア文庫) [感想]

MMORPGダイブモノ。 ガッツリとMMORPGだなという印象を受けました。読み手に配慮してなのか情報を小出しにすることで、タイミングを上手く調節していましたが、MMORPGとはこういうものですよ、という説明が多い。職業によっての役割だったり、レイド級モンス…

しゅらばら! 4 (MF文庫J) [感想]

突然現れた自称「謎の美少女X」にふり回される一大が描かれる。 謎の美少女Xが一大にキスを迫っているところを、鷹奈と真愛が見てしまったことで修羅場が発生。しかも美少女Xが早少女とよく似ていたから更にややこしいことに、とりあえず逃げる一大はグッ…

問題児たちが異世界から来るそうですよ? 十三番目の太陽を撃て (角川スニーカー文庫) [感想]

アンダーウッド攻防戦。 今回のギフトゲームは凶悪にして非情。勝利条件が無いので、戦うほかに道はない。巨人族と龍を相手に、真っ向から立ち向かわなければならないけれど、仮に戦ったとしても勝てる見込みはまずない。ないない尽くしで、始まりから悲壮感…

氷菓 (角川文庫) [感想]

古典部シリーズ。 省エネを信条とする、何事にも積極的には関わらないイマドキな主人公、折木奉太郎。姉の勧めで古典部なる部活に入部することになるが、そこで出会った千反田えるのおかげで不思議な事件に振り回されることに。日常ミステリ。 ガチガチの推…