Infinity recollection

ライトノベルを中心に感想を載せているサイト。リンク+アンリンクフリー。

青春

はたらく魔王さま!〈4〉 (電撃文庫) [感想]

今日も働く魔王様。マッグが新装開店のために店舗改修をすることになり、家計は逼迫しているというのに仕事が無い。加えて、アパートも改修工事をすることになり住むところもない。そんなとき、大家から伸ばされるの救いの手は、親戚の海の家で住み込みの短…

アトリウムの恋人〈3〉 (電撃文庫) [感想]

著者の持ち味は頭脳戦や気持ち悪く緊迫感のある心理描写だけれども、アトリウムは少し異なったアプローチをとっているので、内容がドロドロしていなくて明るい。テーマを読み取れたときに、なるほどね納得できるが、ゲーム性を求めて読んでいる人からすると…

Tとパンツとイイ話 2 (MF文庫J) [感想]

バッカお前やめろよ、何だよXって、思わず想像しちゃって笑っちゃったじゃないか。Xに腹抱えて笑っちゃったじゃないか、腹筋痛いわ。――思わずテンションまで可笑しくなってしまうくらい面白い。著者の頭の中どうなってるのと、天才なんじゃないかと思う。 コ…

スイート☆ライン〈4〉ユニット結成編 (電撃文庫) [感想]

三巻から間があったので、てっきりもう出ないのかと思っいただけに嬉しい。とはいっても、やはり予想通り次の五巻で完結するとのこと。好きなシリーズが終わってしまうのは残念でもあり、中途半端で終わらないで完結させるところは素晴らしいですね。 ユニッ…

羽月莉音の帝国 10 (ガガガ文庫) [感想]

完結。 日本と戦争することになった革命部。初っ端からミサイルの嵐で、艦隊と基地を破壊していく様は凄かった。また、それ以上に、人類の敵だと批判され、あること無いこと情報操作される恒太の存在感といったらない。物語が進むごとに凶悪になっていく恒太…

明日から俺らがやってきた (電撃文庫) [感想]

第18回電撃小説大賞 電撃文庫MAGAZINE賞作 凄く分かりやすくて好きです。 未来からやってきた二人の自分は、大学に入った後の人生について後悔しており、互いに過去の自分の選択は誤りだったと主張する。方や推薦で大学を決めた自分、方や受験で大学を決めた…

あなたの街の都市伝鬼! (電撃文庫) [感想]

第18回電撃小説大賞 金賞受賞作 多くの都市伝説を調べている八坂出雲が、今度調査するのは「ムラサキカガミ」と呼ばれる都市伝説。出雲が誕生日を迎えた日に鏡を見ると、その都市伝説と同じ現象が発生し、目の前に本物の「ムラサキカガミ」が現れて――出雲は…

スクール・デモクラシー!1 (講談社ラノベ文庫) [感想]

「学校内民主主義」を掲げる光友学園は自由を校風とした学校。そんな光友学園に転校してきた高天原奈々は、転校初日にトラブルに巻き込まれるが、身長二メートルの大男、通称『ブサイクロン非モテ』に助けられる。 真生徒会とカオス生徒会。 自由な学園とい…

小夜音はあくまで小悪魔です!?1 (講談社ラノベ文庫) [感想]

悪魔メフィストフェレスの孫である小夜音は、人間と魂の売買契約をするため人間界にやってくる。魂遺物〈ソウルレリック〉と呼ばれる特別な魂を持った主人公の嶽人と、魂の売買契約を結んだ小夜音だったが、何故か嶽人の魂の価値は13円しかなくて――。 嶽人は…

好敵手オンリーワン1 (講談社ラノベ文庫) [感想]

至道流星さんの新作。 宗教法人を舞台にヒロイン二人が、如何に自分の方が優れているのかを示すため、事業を起こして利益を競うというもの。勝利者は主人公を奴隷に出来る権利を得ます。 著者の作品には、ビジネスという単語を印象付けられているのだが、今…

龍ヶ嬢七々々の埋蔵金1 (ファミ通文庫) [感想]

第13回えんため大賞 大賞受賞作 親に勘当され、人工学園島にやってきた主人公は、お金が無いことから怪しいくらい安い物件にホイホイつられて、幸せ荘に住むことになる。しかし、そこには龍ヶ嬢七々々という幽霊の先客がいた。激安だった理由を実感しつつ、…

ソラの星 (メディアワークス文庫) [感想]

謎の少女を匿ったことから巻き起こる不思議な物語。 ソラは常識というものがない少女で、ワンルームだというのに主人公の隣で着替え始めたりする。その行動にどぎまぎしてしまうのは青春ですし、服装の選択がグッジョブ。まさか裸エプロンとは、恐れ入った。…

正捕手の篠原さん 2 (MF文庫J) [感想]

ぬるい、ゆるゆるとした雰囲気が魅力だ。 野球をひたすらやらないラブコメ展開が楽しいです。作中では練習試合などもあるのだが、とにかく野球をしていない時間が多いので気軽に読めて、明るくさせてくれるので読みやすい。 深見の可愛らしさが増している。 …

時間のおとしもの (メディアワークス文庫) [感想]

短編集。 タイムスリップや平行世界理論など、時間やSFに関する短編を詰め込んでいる一冊。どの短編にしても著者も持ち味を全開にしたものばかり、独白の言葉選びからキャラクターが”らしさ”を帯びているけれど、最後に叙述トリックを持ってくる辺りは著者だ…

まよチキ!10 (MF文庫J) [感想]

物語が終りに向かって動き始めた。 ジローはマサムネに告白されたわけだけれど、その後直ぐにマサムネが熱で倒れてしまったこともあってその答えは一時保留。そんな中、紅羽が戻ってきたそばからスバルとデートしたいと言い出して――。 雰囲気が暗いというか…

いもうとコンプレックス! ‐IC‐ (富士見ファンタジア文庫) [感想]

第23回ファンタジア大賞 銀賞受賞作 主人公は妹が大好きなシスコン兄貴。いつも妹のことを一番に考えているし、妹のことを愛していると大声で言ってしまうほどなので、それもう重症。妹のためにと頑張れば頑張るほど空回りしていく主人公はいっそ清々しい。 …

競泳戦隊ミズギーズ (ガガガ文庫) [感想]

うーん、自分には合わないようだ。 また凄いものを送り出してきたなガガガ文庫さん……、というのが正直なところだろうか。これは他のレーベルから世に送り出されることがなさそうだ。 戦隊ヒーローモノのノリで、競泳水着を着た少女たちが悪と戦っている――戦…

人生 (ガガガ文庫) [感想]

強烈なタイトルに驚くけれど、中身も斬新な作品。 登場人物たちが、持ち込まれたお悩み相談をひたすらに解決していくというもの。各々が自分の意見を出し合って、最終的にどうするべきなのか議論するのだけれど、真面目にお悩みに答えているようには見えない…

ボンクラーズ、ドントクライ (ガガガ文庫) [感想]

痛い、心が痛い。これが青春だ。 1999年、インターネットどころかケータイすらそれほど普及していなかった時代。片田舎の高校にある映画研究部は、映画研究部とは名ばかりの特撮ヒーローごっこに興じる「撮らない」映画研究部だった。そこに所属する佐々木と…

銀盤カレイドスコープ vol.1 ショート・プログラム:Road to dream (集英社スーパーダッシュ文庫) [感想]

フィギュアスケートを題材にしている珍しい作品。スポーツなので、どのように描くのか期待と不安が半々だったが、これが上手い。ルールなどを知らなくても、楽しめる作りになっているのは嬉しい。 基本的なルールが説明されるにはされるのだが、難しくはない…

“若紫” ヒカルが地球にいたころ……(3) (ファミ通文庫) [感想]

是光、男前が過ぎるでしょうよ……。 今回のヒロインは小学4年生の若木紫織子。ヒカルはこんな子供にまで手を出していたのかと、是光と同じく呆れてしまいますが、背景にはしっかりと理由がある。良い子では駄目だから、悪い子になるのだと言う彼女の生い立ち…

恋物語 (講談社BOX) [感想]

セカンドシーズン最終巻。 うーん……、微妙でした。テーマは好きなのですが、どうにも蛇足を印象付けられる。最終巻でどうまとめてくるかを期待していたので、著者らしいといえば著者らしいけれど、如何せん肩透かしを食らった気分。 語り部が戦場ヶ原でも阿…

豚は飛んでもただの豚? (MF文庫J) [感想]

第7回MF文庫Jライトノベル新人賞 最優秀賞受賞作 元不良である真宮逢人は、バイト先で食い逃げした犯人を追いかける途中で、ポニーテールの美少女と出会う。彼女がハイキックの一撃で犯人を倒してしまい、思わぬ形で助けられた真宮だったが、それ以降、藤室…

理由(わけ)あって冬に出る (創元推理文庫) [感想]

第16回鮎川哲也賞佳作作品 主人公の通う高校には芸術棟という文化部の部室棟があるのだが、そこに「壁男」という幽霊が出るという噂が立ち始める。その噂のせいで吹奏楽部は練習を休む部員が多くなり、部活が機能しなくなってしまう。そこで、部長とその部…

青春ラリアット!!〈3〉 (電撃文庫) [感想]

相変わらずバカばっかりだな、そんな貴方たちが大好きです。 黒木がメインのお話だったけれども、この男をメインに据えたらそれはもう楽しくなっちゃう。思わず表現が軽くなっちゃうくらい楽しくなっちゃうよ。黒木、カレー食べすぎ。胸を張ってならぬ、腹が…

僕と彼女のゲーム戦争〈2〉 (電撃文庫) [感想]

現代遊戯部の一員となった岸嶺健吾は、生徒会長と変態教師とともに日夜ゲームの腕を磨いていた。しかし、JGBCのチーム戦に出場するには部員が一人足りない。そんな中で、校内にマイコントローラを持ち歩くほどのゲーム好きを見つけるのだった。 四人目のメン…

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者1 (講談社ラノベ文庫) [感想]

高校に行かなくなり半ば中退状態の慎一は、とうとう就職、復学、離縁の三択を両親から迫られ、就職することを決意する。しかし、世の中は甘くない。切羽詰って就職できたのは怪しい会社で――気付くとドラゴンが空を飛ぶ異世界に連れてこられていた。 異世界交…

魔法使いなら味噌を喰え! (講談社ラノベ文庫) [感想]

第1回講談社ラノベ文庫新人賞 大賞受賞作品 魔法の存在が明らかになって100年。人類は科学と共に、科学を凌駕する力として魔法を活用していった。しかし、魔法抑止物質「MISO」――the Material of an Impedimentto the Sorcerer’s Ordersが発見されたことで、…

彼女がフラグをおられたら 俺、この転校が終わったら、あの娘と結婚するんだ (講談社ラノベ文庫) [感想]

主人公の旗立颯太は人生における分岐点――フラグを見ることが出来る不思議な力を持っていた。転校した高校では当然のように質問攻めにされ、転校生らしくクラスメイトに興味をもたれるのだが……、颯太は友情フラグ、恋愛フラグと次々にフラグを折りまくってい…

百億の魔女語り4 魔女って一体なんなのかしら、ねえ-- (ファミ通文庫) [感想]

完結。 外伝でアディリシアの研究が分かり、背景がしっかりしたところでエーマと共に『禁域』へ。アルトはアルトで、気持ち良いくらいに全てを投げ捨てて追いかけるのだから格好良いです。 ジュラシックパーク。 魔術と人間、そして魔女という存在がどういっ…